木曾御嶽周辺 法仙峰(1745.4m) 2015年4月12日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 8:29 車道−−8:43 1460m鞍部−−9:29 法仙峰 9:32−−9:46 1460m鞍部 −−9:52 車道

場所岐阜県下呂市(旧小坂町)/岐阜県高山市(旧朝日村)
年月日2015年4月12日 日帰り
天候
山行種類残雪
交通手段マイカー
駐車場県道に駐車スペースあり
登山道の有無無し
籔の有無無雪期は笹籔。ただし山頂直下に送電鉄塔があるので巡視路を使えばほぼ籔漕ぎ無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し。送電鉄塔付近は展望良好
GPSトラックログ
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コメント追分から1460m鞍部に上って山頂を往復。雪が消えた場所は笹藪。かなり雪が減っており尾根の北側を迂回する部分もあった。山頂南直下に送電鉄塔があり刈り払われた巡視路もあるが入口がどこにあるのか不明。山頂は樹林に囲まれ展望皆無。山頂標識あり




岳見峠へ続く道は未除雪 駐車余地
ここでも雪を求めて谷を登る 有刺鉄線。ここも牧場か?
地形図に無い林道 谷上部は笹が出ていた
市界尾根に乗る。かなり雪が少ない 熊の足跡。前日のもの
笹を避けて北側を巻く 軽アイゼン装着
露岩は右を巻く 山頂が近付くと緩斜面に
送電鉄塔あり。鉄塔周辺は笹が刈られている 送電線は東と北へ続く
送電鉄塔下から見た西方向の展望
送電鉄塔下から見た濁河山 送電鉄塔下から見た下呂御前山
送電鉄塔下から見た白山 送電鉄塔下から山頂方向。雪なし
樹林帯に入ると雪が現れる 法仙峰山頂
山頂標識 山頂標識の裏側
これが三角点かと思ったら違った こちらが本物の三角点。大きく欠けている
法仙峰から見た木曾御嶽 往路を辿り車道に戻る


 法仙峰は岳見峠の東側にあるピークである。調べたことはないがたぶん登山道は無いだろうから残雪期に登るのが一番楽な方法だ。標高的には岳見峠まで上がって市界尾根を東へ進むのが良さそうに思えるが、これだと距離が長いし余分なピークを越えることになり効率は良くない。そこで岳見峠へ続く車道の分岐点から北東へ伸びる谷を遡って市界尾根に出て山頂を目指すことにした。本来なら最初から尾根を登るのだが残雪の少なさを考えると谷筋でないと笹が出てしまっているだろう。

 岳見峠へつながる車道は除雪されていなかったが今回は使わないので問題なし。車道分岐にある広い駐車余地に車を置いて歩き出す。ワカンは不要ろうとピッケルと軽アイゼンのみ持った。

 最初はなだらかな谷で唐松植林。ここはまだ一面の残雪で歩きやすいが、奥に見えている市界尾根付近は笹の緑が。もう1週間もすると上部は完全に雪が消えてしまいそうだ。地形図に無い林道を横断しなおも上がるとだいぶ笹が出てしまっている。できるだけ雪の残る個所をつなげたが合計で50mくらいはまだ半分寝たままの笹を分けて進んだ。激笹藪ではないので無雪期でもいけそうだが、残雪の方がずっと楽に歩けるのは間違いない。

 市界尾根に出ると予想通り北側斜面は残雪が豊富であった。尾根上も薄いながらまだ雪が残っていて、そこには新しい熊の足跡が。今シーズン初めて見た。これは今朝付いたものではなく昨日のものに違いない。今はまだ雪が締まってほとんど潜らないから今朝の通過なら足跡は残らないはずだ。

 熊は私と逆方向で下っている。でもこの辺は唐松植林だから餌は無いだろうなぁ。傾斜の緩い尾根には長い区間に渡って熊の足跡があったが、尾根が立ち上がるといずこかへ消えていた。ここからはそこそこ傾斜があって雪が締まってつぼ足ではキックステップを効かせないと登れないので軽アイゼンの登場。6本爪でも効果絶大で適当に足を乗せても滑らずに雪面を掴んでくれる。2箇所ほどで雪が消えた露岩がでてきたりするが登る必要はなく左右から簡単に迂回できた。

 再び傾斜が緩むと山頂は近い。ふと見上げると送電鉄塔あり。もう山頂直下の位置だ。古い地形図でも出ていない送電線で、ここまで巡視路が通っているはずなのでその入口が分かれば無雪期でも山頂直下まで藪漕ぎ無しで到達できるはずだ。たぶん山頂南側の県道のどこかに入口があるはずだ。鉄塔付近も雪に覆われているが、一部地面が出た場所では笹が刈り払われていた。ここは西側の見晴らしがよく白山が見えた。少し場所を変えれば湯気が立ち上る御岳も見ることができた。

 鉄塔から山頂方向は雪が消えて笹藪が出ているが短い距離なので問題なし。細いシラビソが密集した樹林帯に入ると笹が無くなり残雪も現れる。尾根の北側はずっと雪が続いているようだ。鉄塔は尾根の南側だったので登りは南側からアプローチしたが、北側を迂回すればずっと雪が使えたのだった(帰りは北を巻いた)。

 傾斜が無くなると法仙峰山頂に到着。樹林に囲まれて展望が無い場所だった。山頂部は雪が無く三角点が出ていたが、表面がやたらデコボコした粗いつくりの四角い石が三角点かと思ったら、その隣の大きく欠けた白い石が三角点だった。山頂標識があり裏返すと署名あり。日付は7月なので無雪期のもの。送電線巡視路を利用したのだろうか。この時期だと虫がいそうだなぁ。

 帰りもほぼ往路を辿る。

 

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